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 さて、私達は謎の村アオモーリの村長の所へと案内されました。村人が、この人達は開かずの祠から出て来たらしいと説明すると村長は私達の方を観察し始めます。そして名無しの頭に目がいったとたん、

「そ、それはウサ耳と呼ばれるものですかな!? 何と、伝説は本当だったのか!!」

と叫びます。私達が尋ねると、今はもう忘れられつつあるらしい伝説について教えてくれます。
千年に一度、開かずの祠からウサ耳を着けた者達が現われる。
その者達は試練をくぐりぬけてきた者達である。
もし、その者達が邪悪なら村は大変なことになる。

と、ここまで思い出したところであんたらは善人ですか?と尋ねてきます。一応善ですと答えて伝説の続きを思い出してもらいます。しかし、それ以外に思い出せたのはここには竜の鍵猿の鍵があるということだけでした。
 これだけでは埒があかないので、さらなる情報収集のために近くに街がないか尋ねてみます。すると、この島の隣にある陸地を五日ほど行った所に街があるそうです。そっちに渡るために舟を借りれるかと訊くと、大潮の日には潮が引くと歩いていけること、しかも今日がちょうど大潮で夕方から潮が引くと教えてくれます。何と都合がいいのでしょう。
 さらに街へ行く道程などを尋ねると、渡って少し行った所にオーガの集落があるから気を付けるように言われます。これを聞いてミークの目に危険な輝きが宿ります。なんだかスイッチが入ったらしくオーガの集落について色々尋ねてます。詳しい規模はわからないけど魔法が使えるオーガメイジもいてかなり強いらしいです。しかし、他のメンバーもすでにオーガを殺しに行かない未来がないことは了解済みです。とりあえず、先に街にいって準備を整えようと言ってミークを抑えました。

 そして夕方、海のモンスターからの襲撃に怯えつつも何とか無事に海を渡ります。その日は適当な場所で野営です。次の日の未明に四体のオーガから夜襲をうけますがあっさり撃退します。

 さらに街へ進むこと二日、私達は遥か彼方(580フィート先)に紫の人面蛇を見つけます。<知識:モンスター>での判定によるとそれはナーガというものらしいです。早速戦闘開始。1ラウンド目、プレイヤー側は戦闘準備です。ジョーが隊列の後ろから服を脱ぎつつ前に走ってきます。

ジョー「変身!!

ちゃんと隊列前方のミークの視界に入る時には完全に熊の姿になるという細やかな気遣いも忘れません。そしてナーガの行動、いきなり隊列の中心に<ファイヤーボール>を打ち込んできます。大打撃です!! 梟なんか焼き鳥になりました。2ラウンド目、パーティーは散開。それからはジョー(熊)と馬に乗ったミークが敵に向かってひたすらダッシュ。ナーガは自分に向かって疾走してくる謎の熊に呪文攻撃を集中させるも、<身かわし>されたり抵抗されたりして熊を倒すには至りません。ついに接敵したジョー(熊)の攻撃によってあっさり倒されるのでした。畜生道に落ちたモンクってこんなに強くなるんですね。

続く


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